天気が変化するように、毎日の生活の中で楽しい時もあるし、落ち込む時もある。いちいち気にして気分に振り回されていても始まらない。悲観するな、困難に負けるな、いい時が来るよ、と励ましてくれる詩がある。ドイツの作家ヘルマン・ヘッセの詩集にある「困難な時期にある友達たちに」だ。・・・この暗い時期にも/いとしい友よ、私のことばを容れよ/人生を明るいと思う時も、暗いと思う時も/私はけっして人生をののしるまい/日の輝きと暴風雨とは/同じ空の違った表情に過ぎない/運命は、甘いものにせよ、にがいものにせよ、/好ましい糧として役立てよう・・・と続く5連で4行の詩である。『日の輝きと暴風雨とは、同じ空の違った表情に過ぎない』とうところが気にいっている。　　さて中3の生徒はいよいよ高校入試が目前にせまってきた。入試問題や実力問題の過去問を練習していて、定期試験とはレベルが違い、思うようにはかどらず、落ち込んだり、恐怖に思うことがあるはずだ。しかし、入試問題は毎年の出題傾向はよく似ているから、我慢強く練習を繰り返して、問題になれることで必ず克服できる。繰り返しの学習からは不安に立ち向かう精神的な強さも育ってくる。ひたすら勉強することだ。