『夢』という言葉には意味が４つある。①睡眠中の幻覚②はかないもののたとえ。③空想的な願望④実現したい理想。
　とても怖い夢を見た。神社の前に白い着物を着た人がいて、襲いかかってきたので、手で払いのけようとして腕を回したら実際に腕をグルグル回したらしく、身体が半回転してベッドから落ちた。ゴツンと床に頭を打ち付け、目が覚めた。さっそく床に座布団を敷いて置くことにした。こんな運動を伴った夢は初めてである。実は親戚の叔父はなんと空を飛ぶ夢を見たらしく2階の窓から落下して腰の骨を折る大怪我をしている。気になったので夢について考えてみようと、だいぶ昔に買った本を再読してみた。心理学者の宮城音弥（みやぎおとや）の著書で「夢」という文庫本だ。たいへん詳しく書かれている。夢はなぜ見るのかの研究はなかなか難しいようだが、眠っている時に脳の中の記憶が整理され、その断片が結びついて夢になるようだ。いろんな夢がある、歯が抜ける夢、火事になる夢、誰かに追いかけられる夢、橋から飛び降りる夢、親の夢などだ。一日の3分の1も睡眠に使っている、できたら楽しい夢を見たいものだ。見た夢が次に何かが起こる？神様のお告げではないかという類のものに「夢判断」がある。暦の付録に書かれていたのを紹介すると、・・・○壁を塗ると見ればかぜを引く○山のくずずるを見れば大凶○父母の夢を見れば大損あり○刀剣で突かれると見て金が入る。などである。さて若い青少年の諸君は④の夢に向かってがんばってほしいと思う。