夏休みが始まった。生活習慣が乱れやすくなるので事故や病気に注意しよう。学校の宿題がどっさりあるはずだから、休みの後半になってあわてないように計画を立てて取り組むのがいい。宿題はひととおりやるだけでも結構大変だ。復習だからできる生徒は早く仕上がるだろうし、理解のできていない生徒や、不得意な科目は時間がかかる。その前にまず嫌（いや）になってしまう。しかし夏休みは時間が充分あるのだから、そこを我慢（がまん）してやりぬくことが飛躍につながる。がまん強さは頭の良し悪しというよりも性格に関係しているわけなのでなかなか改善は難しい。でも若い時代は身体も心もぐんぐん成長するので、どこかで気がつくはずだ。「やるぞー！」という闘志に燃える瞬間がだれにもきっと来る。教科書をよく読み、テキストの練習問題に取り組む、地道な努力を惜しまず、落ち着いて考える習慣を身につける。こうした意識を持続さえることだ。自学自習が中心になる夏休みはその絶好の機会といえる。